この記事の内容
本記事は、生成AIを単なるツールではなく「人生のコーチ」として活用するためのデバイス論について考察するものです。
手動でのデータ入力の限界と、それを解決するための「ウェアラブルデバイスによる常時記録」の必要性を解説します。
AIの回答をもっと自分に最適化させたいと考えている方、必見です!

こんにちは、管理人のきなり(@launderlab) です。
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今回は、最近私が強く感じている「AI活用とハードウェアの関係」について、少し深掘りした話をさせてください。
ChatGPTやGeminiなどの生成AI、皆さんは日常的に使っていますか?
私は毎日使わない日はないほど活用していますが、ある「壁」にぶつかることが増えてきました。
それは、AIが「私のことを深く理解していない」という点です。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
結論(ざっくり)

詳細の前に、本記事の結論から先にご紹介します。
- AIによるコーチングの質を高めるには、文脈(コンテキスト)の共有が必須
- 人間の手動入力は「偏る」ため、無意識の行動を記録する自動化が必要
- 理想は「動画」だが、プライバシーの観点からまずは「常時録音」が現実的な解となる
この3点について、なぜそう考えるのか、具体的な背景を解説していきますね。
なぜ生成AIに「常時接続」したいのか

生成AIは非常に優秀ですが、現状ではこちらから質問を投げかけない限り、何も答えてくれません。
また、返ってくる答えも、あくまで「一般論」の域を出ないことが多いのが実情です。
現状の課題:文脈が伝わっていない
例えば、「最近体調が優れない」と相談しても、AIは「睡眠を取りましょう」「バランスの良い食事を」といった教科書通りの回答しかできません。
これはAIが悪いのではなく、私の「直近の生活習慣」や「性格」、「過去の行動パターン」といった文脈(コンテキスト)を知らないからです。
目的:検索ツールから「人生のコーチ」への昇華
私が目指しているのは、AIを単なる「検索ツール」や「壁打ち相手」で終わらせることではありません。
私の生活を横で常に見守り、「今の発言、ちょっとネガティブ思考になってるよ」とか、「昨日は寝るのが遅かったから、今日は早めにPCを閉じよう」といった、パーソナライズされた提案をしてくれる「自分専属コーチ」に育て上げることです。
そのためには、私の生活データを常時AIに共有し続ける「常時接続」の状態を作る必要があります。

正直、SiriやGoogleアシスタントのような「言われたことだけやる」レベルでは満足できなくなってきました。
もっと踏み込んで、私の人生を最適化してくれるパートナーが欲しいんですよね。
まさに映画『アイアンマン』のジャービスのような存在です。
手動入力から自動収集へのシフト

では、どうやってAIに自分のデータを渡すか。ここが最大の問題です。
手動入力の限界と「偏り」
現在、私はChatGPTに対して、日々の体調や気になったことを手動で入力したりしています。しかし、これには2つの大きな欠点があります。
- とにかく手間がかかる(継続が難しい)
- データが恣意的になる(自分が意識したことしか残らない)
特に2つ目が重要です。人間は無意識に自分を良く見せようとしたり、些細な悪習慣を見落としたりします。
本当に改善すべきポイントは、自分では気づかない「無意識の行動」の中にこそ隠れているはずです。

毎日バイタルデータを手入力するのは、正直苦行です。
「継続こそ力なり」とは言いますが、自動化できるならそれに越したことはありません。
人間が意識して入力するデータよりも、客観的な生データの方が、AIの分析材料としては遥かに優秀なんですよね。
現在の選択肢と狙っているデバイス

無意識のデータを集めるためには、常に身につけていられるウェアラブルデバイスが必要です。 現在、市場にはいくつかの面白い選択肢が登場しています。
- カメラ付きスマートグラス(Meta Ray-Banなど)
- ペンダント型AIデバイス(Limitlessなど)
- 長時間録音可能なボイスレコーダー
これらが目指しているのは、スマホを取り出すことなく、見たものや聞いたものをそのままAIに処理させる世界です。
「視覚」と「聴覚」の情報を自動でAIに流し込むことができれば、ライフログの質は劇的に向上します。
最大の壁は「プライバシー」

技術的には「常時録画・録音」は可能になりつつあります。しかし、ここで社会的なハードルが立ちはだかります。
カメラ(動画)の常時記録はまだ早い
理想を言えば、自分が見ている視界をすべてAIに共有するのがベストです。
食べたもの、誰と会ったか、どんな作業をしているか。すべてが正確に記録されます。
しかし、街中やオフィスで常にカメラを回し続けることは、他人のプライバシーを侵害する恐れがあり、社会的な受容性はまだ低いです。
「まずは録音(音声)」が現実的な落とし所
そこで私が注目しているのが「音声」です。 映像に比べて容量も少なく、ポケットに入れたままでも記録が可能。会話の内容や声のトーンから、その時の感情や体調、周囲の状況をかなり正確に推測できます。
自分自身の発言や思考を整理するため、あるいは会議の振り返り用として、「自分周辺の音声を常時記録し、AIに要約・分析させる」という使い方が、現時点での最適解ではないでしょうか。

「盗撮」と疑われるリスクを冒してまでカメラを使いたいとは思いません。あくまで目的は「自己改善」ですからね。
そう考えると、ペンダント型や目立たない形のデバイスで、音声を中心にライフログを取るのが、今の社会の空気感的にも「個人的にはアリ」だと感じています。
まとめ
今回は、自分専属のAIコーチを育てるためのデバイス論について解説しました。
記事のポイントをまとめます。
- AIのアドバイスを具体化するには、生活の「文脈」データが不可欠
- 手動入力は限界があるため、ウェアラブルデバイスでの自動収集を目指すべき
- 映像記録はハードルが高いが、音声記録(ライフログ)なら現実的
AIは日々進化していますが、それを使う私たち人間側も、データの渡し方を進化させていく必要があります。
「自分の無意識をAIに解析させる」というアプローチ、興味がある方はぜひ試行錯誤してみてください。
この分野はまだ発展途上ですが、新しいデバイスが登場したら、またこのブログでレビューします。 ぜひチェックしてみてくださいね。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう。





